農薬の残留濃度を田畑で即解析
ノズルネットワークが兵庫県認定のソフトを発売
http://www.nozzle-network.co.jp/
ノズルネットワーク株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役社長:麻川 博良、以下 同社)は、兵庫県の協力により国内で初めて農作物の残留農薬低減に役立つコンピュータソフト「まいAの〜ど」(特許出願中)を商品化、兵庫県の新商品調達に係る認定を受け10月1日から発売を開始する。
「まいAの〜ど」は水滴が付着すれば斑点状となる感水紙を、コンピュータの画像解析により農薬の付着量や残留濃度を数値化するソフトウェア。今年5月29日に改正された食品衛生法(ポジティブリスト制)により、散布した農薬が風に流されて他の農作物に付着した場合、一律基準値0.01ppm以上の残留濃度が検出されれば、その農作物は出荷できなくなった。
その対策として「まいAの〜ど」を利用すれば、収穫前に作業者自身が現場で手軽に残留濃度や付着量等が推計できるので、より安全、安心な農作物の栽培が可能になる。尚、同社は10月5日から3日間パシフィコ横浜でのジャパンガーデニングフェアfor2007( http://www.npogarden.com/ )に出展し「まいAの〜ど」のデモンストレーションを行う。(小間No.C5)
同社は今年3月に兵庫県農林水産部からの提案により、散布農薬をチェックする感水紙(スイス・シンジェンタ社製)をコンピュータにより数値化する技術を独自に開発、今年5月から感水紙解析サービスの営業をスタートしたが、併せて農業従事者自身でも手軽に解析ができるように、「まいAの〜ど」の商品化を進めてきた。「まいAの〜ど」の性能については、兵庫県立農林水産技術総合センターの協力で、実際の野菜を用いて従来の化学分析との残留濃度の比較実験を行い大差ないことを実証している。
比較実験方法は、きゅうり、レタス、小松菜などの検体作物の周辺に感水紙を配置して農薬を同時散布、その直後に作物は化学分析(高速液体クロマトグラフィー)、感水紙は「まいAの〜ど」により解析を行い残留濃度を比較した。その結果、感水紙解析値が化学分析値よりも全検体平均で12%プラスとなり高精度の成績を得た。
また実際に水稲や枝豆等の圃場でも、無人ヘリコプターや動力噴霧器による地上散布の飛散農薬を、感水紙と「まいAの〜ど」で現場測定した結果、飛散農薬の低減に役立つ効果的なデータが得られた。この解析技術は飛散状態を知るだけでなく、対象作物に農薬が適正散布されているかを調べることにも利用できる。
「まいAの〜ど」の利用に際しては、特別な機器を準備する必要はなく、手持ちのパソコンにソフトをインストールして市販のスキャナーで感水紙を読み込めば、簡単な操作で瞬時に解析ができる。またコンパクトな名刺スキャナーとノートパソコンがあれば、農薬を散布する圃場で即座に解析もできるので、飛散農薬の低減が容易になる。
このソフトのニーズは全ての農業関係者を対象としているが、すでに同社には8月以来全国の自治体からカタログ請求が寄せられており、ポジティブリスト対策として関心の高さがうかがえる。尚、特に導入を急ぐユーザーのためにβ版(試作版)ソフトの貸し出しをしている。
■「まいAの〜ど」の商品シリーズと価格
一般用:「まいAの〜ど・オート」(定価48.5万円)
学術研究用:「まいAの〜ど・エキスパート」(定価120万円)
ノズルネットワーク株式会社
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