瀬田クリニックグループ、日赤医療センターおよびメディネットと共同で
多発性骨髄腫に対する活性化自己γδT細胞療法を用いた臨床研究を実施
免疫細胞療法*1専門医療機関『瀬田クリニックグループ』は、日本赤十字社医療センター(東京都渋谷区、院長:増田 寛次郎、以下「日赤医療センター」)および株式会社メディネット(横浜市港北区、代表取締役CEO:木村 佳司)と共同で、多発性骨髄腫に対する活性化自己γδT細胞療法*2を用いた臨床研究を実施いたします。
活性化自己γδT細胞療法は、がん細胞を直接的に殺傷すると同時に、他の免疫細胞療法と同様にQOL(生活の質)を維持しながら受診することのできる治療法です。瀬田クリニックグループは、臨床研究を通じて療法の有効性、安全性を確認できれば、多発性骨髄腫に対する新たな治療法確立につながるものと期待しています。
平成17年12月から平成18年3月までの間、『新横浜メディカルクリニック』(横浜市港北区、院長:金子 亨)が、日赤医療センターおよびメディネットと共同で、VAD療*3等が行われた後の多発性骨髄腫を対象とした活性化自己γδT細胞療法に関して、有効性と安全性を評価、検討する共同臨床研究を行いました。その結果、有効性を示す所見が確認されました※ので、新たな臨床研究を実施し、有効性等の更なる評価、検討を行うこととなりました。なお、この度の臨床研究には、『瀬田クリニック』(東京都世田谷区、院長:後藤重則)も参加。瀬田クリニックグループとして、更に積極的に協力してまいります。
この度開始する臨床研究では、研究対象の症例を限定、症例数を追加し、多発性骨髄腫に対する活性化γδT細胞療法のより明確な有効性の評価、検討を実施。日赤医療センター血液内科(部長:鈴木憲史)の主導で、期間は平成19年7月までを予定しています。
※平成18年3月まで行われた臨床研究の成果につきましては、平成18年10月6日から8日に開催される第68回日本血液学会総会・第48回日本臨床血液学会総会 合同学術総会(会場:福岡国際会議場)での発表が予定されています。
*1 免疫細胞療法
免疫とは、もともと体に備わっている生命を守るシステムで、ウイルスなどの外敵やがん細胞など体内に生じた異常細胞を排除して、病気を防いでいます。がん細胞の中には免疫の監視を逃れるものもあり、それが増大して大きな腫瘍になるとがんの発病となります。
免疫細胞療法は、がん細胞に対抗する機能を持った免疫細胞を体外に取り出して加工・処理することにより大量に数を増大、活性化した上で患者様の体内に戻し、がん治療に役立てる治療法です。瀬田クリニックグループが平成11年、それまでの研究医療から普及医療を目指し、がん治療の選択肢(第4の選択肢)として患者様に提供を開始。
*2 活性化自己γδT細胞療法
T細胞の中でも、特にγδT細胞を選択的に活性化、増殖させて用いる活性化自己リンパ球療法。γδT細胞は、ほとんどのがん細胞で発現している抗原をターゲットとして、がん細胞を殺傷することが実験で確認されており、高い確率でがん細胞を殺傷することが推定され、その治療効果が期待できる。
*3 VAD療法
多発性骨髄腫の患者に施される化学療法の一種であり、3種類の薬剤を併用して、より強力な抗腫瘍効果を期待する治療法。ビンクリスチン(Vincristine;抗がん剤)、アドリアマイシン(Adriamycin;抗腫瘍性抗生物質)、デキサメタゾン(Dexamethasone;副腎皮質ホルモン剤)の3種を用いるため、VAD療法と呼ばれる。
瀬田クリニックグループ事務局
TEL: 045-478-0223